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小説1-V
第十節
「ロル側の味方をしてもよろしいでしょうか?」

「あら、良いの?」

「今回、ロル側はバート側に一方的に攻められており、ロル側は戦う気がない。なので味方するならロル側だと考えました。」

「ふーん…まぁいいや。それならよろしくね!!」

「こちらこそ、よろしくお願いします。」



「とりあえず、次はバート領を目指しますね。」

「いやー…バートには行けないんじゃないかなぁ…」

「どうしてですか?」

「お父様が抑えちゃってるだろうから。行くのは難しいんじゃないかな。だから、とりあえず領境付近まで行ってみれば良いんじゃない? あとは任せる。」

「わかりました。」

「で、いつ行くの?」

「今からは流石にキツいので…街で宿でも探します。」

「んーでもウチらの味方になったからそれだと連絡取りづらいわよねー…」

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