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小説1-V
第六節
「に、人間!?」

「ちょっとちょっと、勘違いしないでよ。先に言っとくけど、人殺して武器作ってんじゃないからね?」



「い、いったいどんなやり方で武器を?」

レイは恐る恐る聞いた。



「んー…"タトゥー"のことは知ってる?」

「え? タトゥー?」

「あー知らないか…じゃあそこから順を追って説明するわね。まず、この国の住民の6割は能力者なの。だけど、まともに能力を使える人はその半分…もないわね。1割程度なのよ。もっと少ないかな?」

「…能力者は結構居るのに、使える人は少ない?」

「そ。私達のご先祖様…まぁ当時の国王様が争いの種になるんじゃないかって国全体にお呪いをかけて、能力者の能力を封印…ていうか制限したの。命と引き換えにね。その封印の施されると体に紋章…ていうか"タトゥー"が出るの。このタトゥーがあると能力が制限されるのね。大抵は使えなくなるんだけどね。」

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あきゅろす。
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