小説1-V
第二節
―――
「とりあえず、どうする? ロル城に入るのか?」
「いや、どうやって? 流石に城はそんな気軽に入れないんじゃない?」
「わからないさ、行ってみよう!!」
レイ達はロル城へと向かった。
城門の前に立つ門番が、ロル城に向かってくるレイ達を見て言う。
「ムッ…何だお前達は。現在厳戒態勢につき、一般国民の立ち入りは禁止されている。」
「いや、俺達ここの国民じゃないんだけど…」
ネルが呆れながらレイに言う。
「レイ、そういう問題じゃない。」
しかし、ロル城の門番はそのレイの言葉に驚いていた。
「国民じゃない? まさか…おい君達、ポザールという方を知っているか?」
「あ、あぁ…知ってるよ。昨日戦ったばかりだけど、それが?」
「…わかった。とりあえず中へ。」
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