[携帯モード] [URL送信]

小説1-V
第九節
ロル城まで道中――



「クソ!! どうなってやがる!!」

レイ達はロル卿の兵士に襲われていた。



「バート側の兵士に襲われるのはわかるけどなんでロル側にまで…!!」

「今は逃げるんだ!! ここじゃ戦うには人が多すぎる!!」



テリナが前方に曲がり角を見つける。

「あそこ!! あそこを曲がれば…!!」

「よし、まずはあそこに避難だ!!」



入った曲がり角は狭い通路になっており、横幅がギリギリ大人3人分程度しかない。



少し走ると、広いスペースの路地裏に出た。

「ここなら…!! よし、迎え撃とう!!」

レイ達は振り返り、すぐに武器を構えた。



「観念しろ!!」

「嫌だね!! 何で追ってきてたのか知らないけど、お断りだ!!」



相手の兵士は3人。

持っている武器はそれぞれ槍、剣、弓である。

槍を持つ兵士は短刀も持っており、腰に挿している。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!