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小説1-V
第六節
「はい。どうやら対抗戦力の収集が目的みたいです。」

「確かですか?」

「間違いないと思います。ここに来たロル卿の配下の方が確かに話しておりました。」

「そうですか。わかりました。」



「あの…いろいろとありがとうございました。何かお礼をしたいのですが…」

遠慮しようとするネルの肩に手を置き、ラムドが前に出る。

「…では情報を貰えませんか? ロル卿のことで何か…」

「ロル卿のことですか…」

「何でも構いません。」

「…そういえば、ロル城の地下には鍛冶場があると聞きました。昔から強力な武器が作れていて、それでバート側に対抗しているんだとか…」

町長の娘の後ろからも、"聞いたことがある"と肯く声が聞こえる。



「兵が強いバート側と武器が強いロル側…この2つの勢力は互角…ならばあとは兵の数が物を言う。」

「それで若者を連れ去っていたのか…」

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あきゅろす。
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