小説1-V
第四節
しばらく探していると、ネルが最初に戦闘のあった場所から見える林の裏に、あるものを見つける。
「皆、こっちに何かある!!」
ネルの声を聞いてレイ達が集まる。
「まさかこんな近くにあるとはな。」
ネルが見つけたのは、地下への階段だった。
「よし、行こう。捕まってる人達が居るかもしれない。」
レイ達は階段を下りていった。
すると間も無く扉が見える。
入り口の扉付近以外は真っ暗で何も見えない。
テリナが扉のすぐ横にある電灯のスイッチを見つけ、押した。
人の声が聞こえる。
「あの奥からだ。」
目の前にある角を曲がると、牢屋がズラッと並ぶ場所に出た。
「これは…!!」
「まさかこれ全部…!!」
牢屋の中に居る人間は若い者ばかりだった。
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