小説1-V
第一節
大陸最高峰の山“天山”を制覇し、隠された国“フォウズ”に訪れたレイ一行。
そこで、ロル卿の配下ポザールが町の若者を連れ去っていると聞き、当人に会いに行くも戦闘となってしまうが、サマイルの召喚術により、これを退けるのであった。
―――
ここはロル城―――
赤い絨毯が敷かれた部屋に、兵士が駆けつけ、扉を叩く。
「テイン様、失礼いたします。」
「何だ、この忙しい時に…」
「ポザール様からの報告です。」
「…ポザールから?」
「はっ、ポザール様は所属不明の人間11名に遭遇。野営所付近で戦闘となり、敗北したとの報告がたった今入りました。」
「何?」
「いかがされますか?」
「その所属不明の11人とやらを調べる必要があるな。わかった、下がって良いぞ。」
「はっ。」
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