小説1-V
第十八節
「確か…"塔を登りたいのならば、道は一つ…戦え。"だったか?」
レイドがそう言った瞬間、周辺から魔物の唸り声が聞こえた。
気づけば、おびただしい数の魔物が行方を阻んでいる。
「…悪い、まさか出るとは思わなかった…」
レイドは頭を抱えるが、レイ達は気楽そうだった。
「別に、構わんさ。まさか出てくるとは誰も思わんだろう。それに、あの時を思い出すしな。」
「今回はあたしらも参戦して良いのよね?」
「あぁ。俺達はただ通りたいだけだからな。」
テリナ、ゼン、ジョウの3人は慌てるが、すぐにレイ達の後ろに隠れた。
「さぁ皆!! 一瞬で片づけてやろうぜ!!」
「おっしゃあ!!」
レイとソイラが真っ先に突撃した。
「あーあー張り切っちゃって。」
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