小説1-V 第七節 次の日――― 朝になるも一行は未だにグッスリと眠っていた。 いつもは既に起きている時間であるにも関わらず、寝息を起て続けている。 「う…ん…」 最初に目が覚めたのはネルだった。 時計を見て、ネルは少し慌てながら起きる。 「もうこんな時間…」 上半身を起こし、両腕を広げて体を伸ばした。 ネルは欠伸をした後に、しばらくボウっとする。 「ん…あ、ネルちゃん。おはよう。」 起きたのはテリナだった。 「おはよ。時計見てみな。」 「あ、もうこんな時間。」 「私もたった今起きたところ。顔でも洗いに行く?」 「うん…。」 2人は立ち上がり、洗面所に向かった。 ネルとテリナの話し声や足音で周りの仲間も起きていった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |