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小説1-V
第五節
レイ達は余計な体力を使わぬよう部屋の中でジッとしていた。

ラムドが持っていたランタンに灯りを着け、それにより部屋は明るくなった。



食糧に手をつけるも、皆最低限の量に止めておいている。

寒さに耐えられない者は寝袋に入ったり、フレイヤに寄りかかったりしていた。



時間が経ち、ラムドが頃合いを見てランタンの灯りを消すと、次々に皆就寝していった。





朝になると、前日と同じように、また東からの日差しが山を照らす。

日の出ている間にできる限りせかせかと山を登り、そして暗くなったら道中に見つけた山小屋なり持ってきたテントなりに入って体を休める。

これを繰り返す毎日だった。



どんどん道が険しくなるのが実感できる。

気づけば、山を登り始めてから既に10日も経過していた。

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