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小説1-V
第四節
レイドはこれまでの経緯をロイドに話した。



「それで、あの山に?」

「あぁ。あれほどの山だからな。食糧も大量に必要だ。」

「…兄さん。」

「なんだ?」

「…生きて帰ってきてくれ。」

「あぁ。約束だ。」





―――

レイとネル、ゼンにテリナの4人は一緒に行動していた。



「さて、天山のことを知ってそうな人は…」

「やっぱり登山家とかかな。たしかこの国に、お父さんの知り合いの登山家がいるって聞いたことがある。」

「じゃあその人の所に行きましょ。」

「わかった。」

「そういえばゼンさん、何かわかった?」



ゼンは電子端末を見たあとに西からこちらを見下ろすようにそびえ立つ天山を眺め、話す。

「見れば見るほど凄い山だな…具体的な標高はわからないらしいよ…」

「それはまた…ご大層な高さね。」

「こんな規模じゃ何日…いや、何十日かかるか…」

「でも、今のままレイズドランドに行ったってそれこそどうなるかわかったもんじゃないわよ。」

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あきゅろす。
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