小説1-V
第四節
「スレイヤーズネストに"英雄達"がやってきたぞぉ!!」
「うおぉぉ!!」
戦士達は異様な盛り上がりを見せた。
「肥だめへようこそ英雄諸君!!」
「なんならアンタ達も入るかぁ? ハッハッハー!!」
レイ達は苦笑いを浮かべる。
「スレイヤーズネスト…あー聞いたことあるな。」
レイドの言葉にアーノルドが反応する。
「へぇ、騎士さん知ってるのかい?」
「あぁ。随分前からある魔物退治屋だろ?」
「その通り。ここ10年位で魔物が急速に進化したからな。数も増えたし。それで各国が対策の為に組織したのがこのスレイヤーズネストの原点ってわけだ。」
「急速な進化…ねえ。」
レイ達は思うところがあったが、アーノルドには話さなかった。
「多分シグルスの所為だな…」
「おそらくね。アイツが封印の獣を刺激して"力"が漏れたから…」
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