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小説1-V
第三節
レイがテントの入り口にかかる幕を手で開きながら潜るように入った。



中にはたくさんの戦士達が愉快に笑いながら、酒を飲み交わしていた。

「ん? どちらさんだい?」

羽根飾りをつけたカウボーイハットを被る若い男がレイ達に話しかける。

「旅の者で…一晩だけでも泊めてもらえないでしょうか?」

「そりゃあ運が良かったな。俺達は構わねえよ。」

「助かります。」

「俺はアーノルド=アルベール。このキャラバンのリーダーを務めてる。君らの名前は何ていうんだ?」

「俺はレイ=バルーザっていいます。」

「何!? "英雄"の!?」

「え、えぇ…」



レイ達は一人ずつ自己紹介を済ませる。

「ハッ、こりゃあすげえ!! あの"英雄達"がこんな場所にやってくるたぁ…!! おいお前ら!!」

一瞬、シンと静かになった戦士達はアーノルドの方を向く。

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あきゅろす。
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