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小説1-V
第五節
水の塊はコウモリの魔物に勢いよく直撃し、魔物はその衝撃で気絶して地面に落ちた。

落ちた場所はサマイルのほぼ目の前だった。

サマイルは容赦なく魔物を叩き潰し、葬った。



「サマイル、今のどうやったんだ?」

「本来流動してしまう水を地の力で固めたんです。ちなみに風を固めることもできますよ。」

「へぇ〜…っと、こんな悠長に話してる場合じゃないな。」

「そうですね。」



次の標的は鰐のような皮膚をした魔物だ。

ガァンが斧を構えて走るのを見て、サマイルも同様に剣を構えて走る。

「オラァ!!」

「フン!!」

しかし、その皮膚は見かけ倒しではない。

まるで鎧のように硬く強靭な皮膚は、サマイルとガァンの2人がかりでも傷つかない。

「なんて頑丈な…」

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