小説1-V
第四節
そして翌朝――
「よし、じゃあ行くか!!」
「珍しく早起きしたわね、レイ。」
「ラムドが居たからな!!」
「あぁ、なるほど。」
「それより、大陸中を回るんだよな? どうやって回るんだ?」
「とりあえずセントラルランドに戻って…情報を集めたら北西の方から東に回る方向で。」
「わかった。じゃあ早速行こう!!」
レイ達は村を出発した。
道中、レイが話し出す。
「そういやさ、ベルムさんって能力者なんだよな?」
「そっか、レイ君達なら教えても平気だよね。そうよ。父さんは風の能力者よ。」
「いやさ、もしかしたら…誰かが能力を持つ人を集めてたりとかしてー…なんて考えてた。」
ラムドが腕を組み、考える。
「能力者を集めて、か…だが何を?」
「ラムド、何か関係ありそうなこととか知らないか?」
「さぁな。心当たりはない。」
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