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小説1-V
第二節
「後ろのお嬢さんは?」

「彼女は私の友人のテリナです。今回村長を訪ねたのは彼女の父親のことなんですが…」

「…わかった。とりあえず、一から順に話せ。」

「わかりました。」




ネルはテリナの父親ベルムが居なくなったこと、そして宮殿に向かっても行方がわからず、それを知っている旧王国時代の関係者も所在がわからなかったことを話した。



「フム…じゃあそうだな…とりあえず、大陸中を探し回れば良いんじゃないか?」

「…はっ?」

「だから、彼女の父親の…ベルムさんだったか? もしくはその旧王国時代の関係者とやらを探し出せば解決するだろう。大陸中探せば手がかりくらいは得られると思うが。」

「でも大陸中なんて…!! 範囲が広すぎます!!」

「その家族にさえ心当たりがないんだろ? その娘を手助けしたいというなら仕方ないだろう。」



レイ達は言葉を失った。

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あきゅろす。
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