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小説1-V
第一節
テリナの父、ベルムを探すためにセントラルランドの宮殿に向かったレイ達であったが、そこにベルムはおらず、手がかりも得られず終いだった。

そこでレイ達は、自分達の村の村長に今回の件を話すこととなった。



既に夕暮れに近い空の時間だったが、なんとかレイ達の村まで戻ってくることができた。

「よし、どうにか夕暮れまでには戻ってこれたな。最短記録じゃないか? …疲れたけど。」

「はいはい。じゃ、早速村長の家に向かいましょ。」



すぐにでも夜になってしまいそうで、レイ達は急いで村長の家に向かった。

「村長!!」

「ん? おーレイ達か。どうした? こんな時間に。」

そこにはサマイル同様、体躯に恵まれた若い男が1人。

彼こそがレイ達の住むこの村の村長である。

豪快で型破りな性格で、人に好かれやすい。

実はレイ達は、2年前の巨悪との戦い、そして1年前のオムニキューブ事件でも助言を貰ったことがある。

しかしその型破りな性格が災いし、ろくな助言をされたことがない。

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あきゅろす。
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