小説1-V
第八節
「国の機関の人、ねえ…どうやって話すんだ? 知ってる奴がいるかどうかもわからねーのに。まぁ面識のある奴がいるってんなら話は違ってくるけどな。」
「この国に私達と面識のある人なんて…!!」
ラムドが作業の手を止めた。
「…いる…」
「え?」
「いるぞ…この国の者で、且つレイ達と面識のある人間が!!」
「いったい誰だ?」
「レイ、オムニキューブ事件の時、光のオムニキューブがあった洞窟に入る前の事を思い出してみろ!!」
「光の…えーっと…」
「確かお前の話では、洞窟の前で戦いが起きていて洞窟内に入れなかったのを東国、つまりこの国の軍の将軍が知恵を貸してくれた…そうだな!?」
「…あ…あ!! …あー!! あの人!!」
「そうだ!! その将軍を見つければ…!!」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!