小説1-V
第五節
ゼン達はホテルに到着した。
「随分デカいホテルだな。」
「ジョウの奴…金とか大丈夫なんだろうな…」
ゼン達はホテルに入っていった。
「ようゼン、待ってたぜ。」
「レイさん達は?」
「もう部屋でくつろいでる。俺達も行こうぜ。」
ジョウはフロントの女性と話した後、ゼン達を部屋に案内した。
そしてその日の夜、ゼン達はレイ達に集めた情報の事を話した。
「そっかぁ…ベルムさんは見つからず、ここも人が居なくなっていて…」
「おまけに今までの町村の人達も、別にここに引っ越してきてたわけじゃないんだってさ。」
「…スタート地点に戻された、ってわけだ。」
レイドは腕を組みながら、悩ましげな表情で壁に寄りかかっていた。
「どうする? 今度は大陸の南側でも回るか?」
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