[携帯モード] [URL送信]

小説1-V
第九節
ザーガは口を大きく広げ、妖しく光るラーダを吸い込んだ。

「な、何が始まるんだ?」



「グ…グォオォ…!!」

ザーガの体がさらに大きくなっていく。



「で、デカい…」

「デカいだけじゃねえ、見た目もちょっと変わってるぞ。」

ねじれるように生えていた角が真っ直ぐに立ち、胸の中心には赤い宝石の様な物が見える。



「ラーダを飲み込んだ…ってことになるのか?」

「ということは…ラーダの力も使えるようになった、と考えた方が良いな。」

「この大きさじゃあちょっとやそっとの攻撃は効かねえだろうし、こりゃあ手間取りそうだ。」

「そろそろ、悠長に話す時間はなくなりそうだな。」

ザーガが巨大な足を持ち上げる。



「俺達を踏み潰す気だ!! 皆散らばれ!!」

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!