小説1-V
第七節
「私を真っ向から…ねえ…」
「あぁ、文句あるか?」
「つくづく生意気な男ね!!」
ラーダは再び空間の裂け目から攻撃を仕掛ける。
「グッ!!」
「ちょっとは懲りたかしら?」
「猫にでもひっかかれたのかと思ったぜ。」
「…いちいち癇に障る野郎だぁ!!」
ラーダの罵声が響き、ジョウが驚く。
「お、おいおい…ちょっと挑発しすぎなんじゃ…」
しかし、ガァンはニヤリと笑う。
「このぉぉ!!」
「そこか!!」
「!?」
ガァンは斧でラーダを捕まえ、思い切り地面に叩きつけた。
「グハッ…!!」
「捕まえたぜ!!」
ガァンはラーダの左腕を足で踏みつけて動けなくし、斧でトドメを刺そうと振り下ろす。
「クッ…!!」
ラーダは左腕を引き抜こうと必死だが、抜けそうにない。
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