小説1-V
第六節
「そこか…」
「!?」
霧が払われ、ザーガから丸見えになる。
「しまった!!」
ザーガの巨大な拳が飛んでくる。
「危ない!!」
レイ達は跳んで避けた。
「やむを得ん、霧の中に戻るぞ!!」
「仕方ねえ…!!」
レイ達は霧の中に身を隠した。
「…なるほど、霧をどうにかしなければラーダに一方的に攻撃され、霧を晴らせばザーガからの攻撃が加わり、かえって状況を悪化させてしまうわけか。」
「そんなもんどうやって対処すりゃ良いんだよ!!」
ガァンの声が聞こえる。
「この状況に対処できねえなら真っ向から奴らをぶっ倒すしかねえよなぁ?」
「わかりやすくて良いじゃない。その話乗った!!」
ラムドはやれやれと軽く頭を抱えた。
「まぁ、それしかないか…」
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