小説1-V
第一節
魔神ザーガと魔妖精ラーダの奇襲を受けるも、どうにか退けたレイ一行。
二手に分かれていたレイ達とネル達は合流し、今は街の宿屋で体を休めている。
朝になり、起き上がって体を伸ばすネル。
「ん〜…ふぅ。」
ベッドから降り、カーテンを開ける。
「爽やかな朝、ってわけにはいかないのかぁ…」
窓の外には、相変わらず紫の靄がかかった不気味な雰囲気の街が広がっている。
「…さて、いつまでもここに居たら危ないわね。」
「ん〜…あ、ネルちゃんおはよー。」
「おはようテリナ。ラルスとソイラも起こさないとね。」
「うん。でもその前に顔洗っても良い?」
「私も今から行くとこ。行きましょ。」
「うん。」
ネルとテリナは寝息をたてるラルスとソイラを後目に、洗面所に向かった。
[次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!