小説1-V
第五節
その後、女性陣が次々と起きる。
「あれ、レイがさっぱりしてるー」
「ん? あぁ、さっき湯船に入ってきたんだ。」
「風呂!? あたしも入る!! 行くわよ皆!!」
ソイラはネルやラルス、テリナを連れて大浴場に向かう。
(ネイレールさんに会ってくるかな…)
レイは部屋から出た。
「レイ、起きたか。」
「あ、ニハイア。」
廊下で偶々ニハイアと出会う。
「よく眠れたようだな。」
「ああ、おかげさまで。」
「…レイ。」
「え?」
「よく、戻ってきてくれた。」
「…やっぱりあの時、俺は…」
「そう…命を失った。能力の限界を超えて。だが、こうして生き残ってくれた。」
「…随分心配かけたみたいで…」
「そう気にするな。無事だったのだから。」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!