小説1-V
第九節
「…!!」
ザーガはネル達を睨みつける。
「ハハハ!!」
ザーガは突然、猛スピードで突撃してきた。
その巨体からは想像できないほどのスピードで、ネル達に向かって走ってくる。
「!?」
そのためか、反応が一瞬遅れる。
ザーガの腕が霧状に変化する。
「ウッ!?」
「ハハハハハ!! 捕まえたぞ!!」
霧状に変化したザーガの手は、ラムドの体の中に入り、そこから背骨を握り捕らえた。
「ラムド!! このままじゃ骨を砕かれる!」
「そうだ、名案…!!」
ジョウがザーガの近くに走る。
「ちょ、ちょっと!?」
ジョウはザーガに向かって、言葉を投げつける様に喋り出す。
「やーい俺はこっちだぞ!! コワいのかこのグルグルホーン!!」
「ヌゥッ!! 貴様!!」
ザーガの動きが止まった瞬間を、レイドは見逃さない。
「よし、今だ!!」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!