小説1-V
第九節
「!?」
ウェリタスの右拳がレイドのすぐ横まで迫っていた。
「くっ…!!」
レイドはその拳をギリギリで躱すが、ウェリタスは右腕を引きながら左拳を突き出す。
その左拳をレイドは硬化したフレイヤのマントで防ぐ。
「ぐぅ…!!」
しかし、その衝撃はレイドにまで伝わり、レイドは少し後ずさりする。
「させん!!」
ウェリタスはそこに追撃を試みるが、ラムドが間に入る。
ラムドはライデンでウェリタスの右拳を逸らし、イカズチをウェリタスに突き出す。
「フン!!」
ウェリタスは左手人差し指と中指の間でイカズチを白刃取りする。
「この!!」
ラムドはさらにライデンで攻撃するが、ウェリタスは同じ手の薬指と小指で白刃取りする。
ラムドはそのまま持ち上げられてしまう。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!