小説1-V
第八節
レイは剣を突き立てたままウェリタスに走る。
ウェリタスは低空飛行で勢いをつけ、そのまま地面に立って両足を滑らせ、腰を落としたままレイの剣を右拳で受け止める。
「これは…光の力!?」
「否…我が力は光の力にして光の力にあらず!!」
「!?」
「ハァ!!」
「うわぁあ!!」
ウェリタスが力を太く短く発し、レイを強烈にぶっ飛ばした。
レイは壁に激突するが、ふらつきながらも倒れずに耐える。
「忘れたわけではあるまい。」
「野郎!!」
レイドとサマイルがウェリタスに切りかかる。
レイドの横切りをウェリタスは跳んで避け、サマイルの縦切りは剣を右足で蹴って軌道を逸らす。
地面に激突した剣に右足を乗せて左足のかかとでサマイルを蹴り飛ばす。
「がはぁ!!」
「サマイル!!」
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