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小説1-V
第七節
「貴様…!!」

「だが、今回私が求めた風の力は、完成させることはできなかった…」

「どうして、あれだけ無関係の人間達を大勢巻き込んだんだ!!」

「私は未だ力を錬成する身。故に、私の精錬の邪魔をされる訳にはいかなかった。そこでピューリアスを隠れ蓑に、あの国を作った。そして、その国をこの世界の支配に於ける始まりの地としようと考えたが…残念ながらそれは叶わなかった。やはり、お前達は排除せねばならないようだな。」

ウェリタスは体を浮かせ、両手を広げた。



「皆、来るぞ!!」

レイ達は各々武器を構え、戦闘態勢となる。



ウェリタスは全身に光を纏い、その輝きを強くする。

「さぁ、消える覚悟はできたか?」

「こっちの台詞だ!!」

レイ達とウェリタスは、互いに向かって突撃した。

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