[携帯モード] [URL送信]

小説1-V
第六節
「この期に及んで、まだ力が欲しいのか!!」

「当然。言った筈だ、"シグルスが操りきれなかった力"だと。」

「…まさか目的は…補完か!!」

「そうだ。未だ不完全である、我が"光"の力と"風"の力…これを完全なものとする為に、ピューリアスを刺客としてセントラルキングダムに送り込んだ。」



ゼンがハッと気づいた。

「そうだ…ピューリアスは最初、バローマに技術兵として仕えてた!! バローマが能力を欲しがった時にピューリアスも協力してた!!」

「じゃあオムニキューブ事件も全部…!!」

ウェリタスはニヤリと笑い、話す。

「…そういえば、お前達もあの事件に関わっていたな。」

「…!!」

「お前達が表立って騒いでくれたおかげで、ピューリアスは易々と暗躍でき、私はまんまと光の力を完成させることができた。感謝しているぞ、英雄諸君。」

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!