小説1-V
第九節
「さて、時間も時間だし、今日はどっかに泊まるかぁ。」
「それが良いね。」
「あ、そうだゼン。」
「ん?」
「ゼンはもう俺達について来る理由がなくなったわけだけど、それでも俺達と一緒に行く?」
「…あーそっか。元々はレイドさん達の仕事に協力する為に同行したんだったね。」
「どうする?」
「うん、まだついて行く。ここまで来たら俺も真実を知りたいし。」
「OK、わかった。もう少しよろしくな、ゼン。」
「あぁ。よろしく。」
レイ達はその日、男達はレイド宅で、女達はラルス宅で一泊した。
やがて夜は明け、朝を迎える。
レイ達は全員集まり、準備を整える。
「さて、じゃあいよいよフォウズに行くわけだが…」
「転移の石か…正直怖いわね。ワープなんて経験ないし。」
「ワープって痛いのかな?」
「いやそこは大丈夫でしょ。」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!