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小説1-V
第一節


戦いの末、遂にピューリアスを倒したレイ一行。

突如現れたレイMk4によりトキシックサジタリアスは攻撃能力を失い、無力化した。

脅威を食い止めることに成功した一行であったが、肝心のベルムは既に息絶えており、彼は死してなお大陸の浮遊を維持する為のエネルギー源として利用され続けていた。

結局、旅の目的とも言えるベルム救出は失敗に終わってしまう。

そんな時、息絶える寸前のピューリアスが放った“フォウズ”の言葉に疑問を抱き、レイ達はレイズドランドをクロウ達に任せ、フォウズに向かう。



「ねえレイ。」

「ん?」

「さっきクロウと話してた"力の解消"って何?」

「あぁ、あれ? 2年前にクロウから教えてもらったんだ。」

「2年前って…封印の獣とシグルスの時?」

「そう。封印の剣が砕けた時に出来上がった異世界への入り口をクロウが消しに行っただろ? 実は俺、あの時クロウについて行ってたんだ。そこで教えてもらった。」



レイは、その時のことを話し始めた。

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