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小説1-V
第十節
“端末から君達の位置は把握できるからな。てこずっていたようなので支援したんだ。”

「ありがとうございます。」

“気にすることはない。亡きジョウ君への、ほんの恩返しだ。”


「ジョウの?」

“あぁ。実は、君達が得た情報はこちらに届いている。エーテルのことも、兵器のことも全てな。”

「え、いつの間に…」

“ジョウ君がそちらの…レイズドセカンドだったか? あそこの工場内に潜入した時、彼は兵器のことを知るや否や、兵器の照準を少しズラし、さらに機密データをこちらに送信したんだ。”

「!! そうか…それで警報が…!!」

“そう。それに照準をズラしてくれたおかげで、我が国は助かったんだ。本当ならあのトキシックサジタリアスでやられるのは我々だったらしい。”

「ほ、本当ですか!?」

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あきゅろす。
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