小説1-V
第八節
「ちっ、やるしかねえか!!」
レイドが大軍の先頭を走る兵士に居合い切りを放ち、それが不意打ち気味に決まる。
「そこです!!」
兵士がそれにたじろいで足を止めた瞬間、サマイルがレイドを飛び越え、剣で大軍を地面ごとぶっ飛ばした。
「いくよ!!」
ラルスが魔導書の能力を解き放ち、同時にレイドとサマイルが後方に下がる。
広場にある噴水の水が動き出し、そして増水していく。
そしてラルスがその水を操り、津波を発生させる。
津波によって兵士を10メートル程度流す。
「仕上げだ!!」
ラムドが雷帝ノ剣を二本共右手に持ち、空中から巨大な落雷を大軍目掛けて放った。
これにより、大軍は痺れて動けなくなる。
「間もなく10秒!! 離れて!!」
「いったい何が…!?」
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