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小説1-V
第七節
逃げようとするレイ達の前に、兵士が回り込んで立ちふさがる。



「囲まれたな…」

「ちょっとこの数は…シャレにならないんじゃないかしら?」

「とにかく戦うしかない。いくぞ!!」



ソイラが拳に力をため、ネルも同様に短剣に能力を込める。

「まずは、この囲まれた状況を…!!」

「何とかするわよ!!」

ネルとソイラが同時に能力を放出し、前方の敵集団を吹き飛ばした。



「よし、道ができた!!」

レイ達は急いでその道に走り、敵の大軍から逃れる。



「これでさっきより状況はマシになったが…」

「大した違いはねえな。」



レイ達の後ろで、ゼンが誰かと電話で話している。

「皆!! この大軍を後10メートル後ろに追いやって!! そうすれば奴らを全滅させられる!!」

「何!?」

「今から10秒以内に早く!!」

「10!?」

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