小説1-V
第六節
「誰が降伏するかよ。」
「何?」
「兵器を使うお前を潰せば良いだけだ!!」
「そんなこと、できるとでも言う気か?」
ピューリアスは再び指を鳴らす。
「な、何を…!?」
「フム、来たな。」
「!?」
王宮内から、大量の兵士が現れた。
「バカな!? こんな数の兵士がどこに…!!」
「この王宮には隠された地下通路があってね。軍の施設に続いている。私の合図1つで何百という数の兵士がやってくる。全員上級以上の強さの兵士がな。」
「くっ…!! 皆、一度退却だ!!」
「奴らを逃がすな!! 追え!!」
兵士達はレイ達を追いかけ、王宮からまだまだ出てくる兵士もそれに続く。
「…!?」
その時、ゼンの携帯が鳴り響いた。
「誰だよこんな時に…!!」
ゼンは画面に表示された名前に驚いた。
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