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小説1-V
第五節
「さぁ…天空よりその眼を光らせし魔弾の射手よ!! その名の由来、とくと知らしめよ!!」

ピューリアスが合図をすると画面に、薄い緑色をした白系の色合いの力がたまっていく様子が映し出される。

「何だ…何をする気なんだ!?」

「あれは…風の力!?」

「バカな!? あんなバカでかい風の力なんて…!!」

「私だって信じられないわよ…でも、間違いない…!!」



次の瞬間、その風の力が真下の地面目掛けて発射された。

「な!?」

「!?」



発射音が映像からだけではなく、遥か遠くの西の空から聞こえてきた。

「どうやら、間違いねえらしいぜ。」



発射された風の力は、ミッドイーストカントリー東側の平地を押し潰し、大穴を作った。



「さて、君達と我々との力の差がわかったところで…我々も手荒な事はしたくない。大人しく降伏してもらおう。」

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