小説1-Ⅲ
第二節
｢本当なら、さっさとこの貯蔵庫を吹っ飛ばすとこなんだが…｣
｢さっきの戦いのダメージがありますからね。それは厳しいでしょう。｣
レイは少し考えた後に言う。
｢…仕方ない。今日は休む事が先決だ。王宮の兵士は全滅させたんだし、また改めてここに来れば良い。｣
｢そうするのが無難か。｣
｢よし、皆。ここは後回しだ。今日はどこかで休んで、日を改めよう。｣
仲間達は頷き、それに従った。
｢あれ、ガァンさん?｣
レイ達が王宮から出ようとする中、ガァンだけが貯蔵庫内で何かをしていた。
その後、ガァンはすぐにレイ達と合流する。
｢悪い悪い。さ、行こうぜ。｣
｢何してたんですか?｣
｢お楽しみさ。｣
｢?｣
そして、レイ達は王宮から外に出た。
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