続・小説2 第二節 「なるほどねえ。」 「それをあたしらに説明したって事は、これからソイツらに出会す可能性があるって事か?」 ミルジアさんは察しが良いな。 「まぁあくまでも可能性だけどな。」 「ソイツらの攻略法は?」 「まず、奴らに通常の物理攻撃はほとんど効かない。そして、奴らが持っている能力と同じ能力の攻撃も効かない。それ以外の能力で攻撃しないと奴らにダメージを与える事はできない。地の力は例外として人工生命体共通の弱点だけどな。」 「わかった。覚えておく。」 西の町から数キロ先にある村にたどり着いた。 時間も夕方だし、今日はこの辺にしといた方が良いな。 「今夜はこの村に泊まるか。」 「賛成!!」 ビーナやエンハンスは乗り気だった。 「…」 「バズ…」 「ん?」 「どうしたんだ? さっきからずっと黙り込んだままだけど。」 「…気にしないでくれ。」 って言われてもな… [*前へ][次へ#] [戻る] |