続・小説2 第九節 銃を構えた女性と、タバコをくわえた女性、そして似合わない鉢巻を巻いた男が居た。 「あの人は…!!」 「ミルジアさん!?」 タバコをくわえた女性は、間違いなくミルジアさんだった。 「あ、姐さん!! 危ないって!!」 横に居る似合わない鉢巻を巻いた男がミルジアを止めるが、ミルジアは聞かない。 「来ないでよ!! 来たら撃つわよ!! 今度は威嚇じゃないんだから!!」 「撃ちたきゃ撃ちな。」 「…ッ!!」 銃を構えた女性は発砲した。 「…」 ミルジアさんは銃弾をかわした。 「!?」 「スロー過ぎて欠伸が出ちまうね。」 「うぅ…!! うわぁぁぁ!!」 女性は銃を乱射した。 「…フン。」 ミルジアさんは滑らかな動きで、銃弾を避けつつ、女性に近づく。 「!?」 [*前へ][次へ#] [戻る] |