続・小説2 第七節 「政府のお偉方があの偽者野郎を作った理由は?」 「人工生命体を試験的に作ったんだろう。それで作られたのがFだ。」 「町を破壊させたのは?」 「さぁな。それも調査させる予定だ。」 「調査に向かわせるメンバーと場所はどうするんだい?」 「キュウレン、サーキラ、ユメキの3人を向かわせる予定だ。調査場所は以前居住区だったあの町から西に位置する町だ。」 イヴが話し出す。 「政府の本部施設は居住区だった町にあるんじゃなかったか?」 「奴らが重要機密を保管する場所は本部じゃなく、支部だ。本部はフェイク、本物の情報はその支部にある。」 「…なるほど。」 唐突にリガスさんが提案する。 「そうだ、イヴも一緒に調査へ向かわせるのはどうだ?」 「え? まぁ、俺は構わねえけど…」 [*前へ][次へ#] [戻る] |