小説1B
第七節
「助かったよ。ネル。」
「えぇ。それよりヤツを…」
レイ達はシグルスの方に目を向けた。
「…少しは楽しませてくれるようだ。だが…。」
そう言いながらシグルスは地面に手を置いた。
力を込めると、レイ達の足元の地面が光り出した。
「これで終わりだ…!」
先の戦いと同じ技ではあったが、威力は比べられないほど大きくなっていることは容易にわかった。
力を地面に送る早さ、その量は圧倒的に前回を上回っていた。
「今度こそ…貴様ら全員葬ってくれる!」
レイは剣を構えた。
「マズい…!」
剣に光の力を目一杯込めると、足元の光る地面に突き刺した。
レイが剣を突き刺した瞬間、周辺の大地がより激しく光り出した。
「何だ!?」
やがて凄まじい爆発が起こり、眩い光が辺りを包んだ。
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