[携帯モード] [URL送信]

小説1B
第五節
クロウは地面に手をついた。

黒い霧の帯が、城周辺を囲むように丸く、円を描くように伸びていった。

「これなら、どんなに力を使おうが、周りの地域には及ぶまい。皆、全力で行け。」

レイ達は頷いた。





シグルスは自らの周りに結界を張ると、レイに突進した。



だが、当たる寸前地面が盛り上がり、壁になった。

レイがサマイルを見れば、微笑んでいた。



シグルスは壁にぶつかると、頭を押さえてふらついた。

その身体を包む結界は弱まっていた。



ソイラは結界ごとシグルスを思い切り殴り飛ばした。



結界は粉のように散った。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!