小説1B
第四節
レイ達は城前の門までたどり着いた。
「いよいよ、最後になるのかな…。」
レイは城の頂上を見上げながら言った。
「封印がうまくいってて、シグルスなんていないならいいのにね。」
ネルの言葉を聞いた後、レイは扉に手をかけながら言った。
「とりあえず、入ってみよう。皆、準備は良い?」
皆は静かに頷いた。
「我を探しているのなら、それには及ばん。」
突然の声に驚きながらも、一行は聞こえた方向に目を向けた。
「やっぱりお前か!! シグルス!!」
そこに居たのはまぎれもなく、封印したはずのシグルスだった。
いつ現れたかもわからなかったが、レイ達は臆することなく、構えた。
「最早何も言うことは無い、か。良いだろう。」
シグルスは地面に降り立った。
「今ここで、決着をつけてくれるわ!!」
レイ達とシグルスは激突した。
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