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小説1B
第十節
その頃――

クロウとラムドは神殿の奥で祭壇に祭られた巨大な銅像にたどり着いた。



クロウは銅像を見上げた。

「…この銅像、どうやら邪気を発しているようだ。」

「何!?」

それを聞いたラムドは、すぐに剣を抜き、突撃した。



しかし、銅像の手前で何かに弾かれ、ラムドは強く吹っ飛ばされた。


「ラムド、大丈夫か?」

「な、何とかな…。ところで、今のは…結界か?」

「ああ、そのようだ。だが、何故銅像から邪気が出ている? 何かが取り憑いているのか?」

表情は次第に重くなっていた。





だが、なおも邪気は溢れ出続けている。

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あきゅろす。
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