小説1B
第六節
ソイラの顔は真っ青になっていた。
「それって…もしかして…」
「"幽霊"かもしれんな。」
一行が黙り込むと、レイが言った。
「俺達を狙っているのかな…? とにかく奥に進もう。」
そう言って前を向いた瞬間――
レイは突然剣を抜き、身を守るように構えた。
と同時に金属がぶつかり合う音が響いた。
「レイ? 一体どうしたの?」
レイは懸命に抑えながら言った。
「何してるんだ皆! コイツが見えてないのか!?」
レイが剣から強い光を放つと――
レイの目の前に、見知らぬ男が現れた。
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