小説1B
第一節
レイ達は幽霊村に向けて歩いていた。
そう遠くはなく、まだ日が昇りきる前に到着した。
「…意外と普通の村だな。」
レイの言う通り、不気味でもなければ、薄暗くもない。
聞いた話から想像していたイメージとは全く違っていた。
「まずは村長さんにここがどんな村なのか聞きに行きましょ。」
ネルがそう言うと、レイ達は門をくぐっていった。
村に踏み入ると、レイは突然立ち止まった。
「どうしたの? レイ。」
ネルは、キョロキョロと周りを見るレイに問いかけた。
「この村…何か変じゃないか?」
レイの言葉に疑問を抱くも、村へ入るとレイ同様、皆違和感を覚えた。
「…あたしもそう思う。確かにこの村、"何か"が変ね。」
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