小説1B
第五節
レイ達はフロントで宿主と話をしていた。
「あなた方は…旅人ですか?」
「えぇ。まぁ。」
「じゃあ面白い村を知ってるんですけど、お教えしましょうか?」
「面白い村?」
レイは引き込まれるように、宿主に聞き返した。
「ここから南東の方に、幽霊が見られる村があるんですよ。かなり遠いですが…。」
「幽霊…?」
レイは首を傾げながら部屋の鍵を受け取った。
一行は部屋で今後の予定を話し合っていた。
「幽霊が見られる村か…奴と何か関係があるのかな?」
「ない…とは言い切れねえな。」
「行ってみますか? この世界で迷っていても仕方がないと思います。」
「えぇ〜!?あたし幽霊とか苦手なのよ!」
嫌がるソイラに、ネルは冷静になって言った。
「ソイラ、居るかどうかなんて行ってみないとわからないんだから…。行きましょ、ね!」
ソイラは返す言葉も無かった。
「じゃあ、今日はここまでかな。明日はまた南に向かおう。町があるらしい。」
「そうね。じゃあお休み。」
レイ達は明日に備え、眠りに就いた。
To be continued…
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