小説1B
第一節
森を抜けたレイ達の目の前には街の入り口があった。
「安心したぜ。結構近くにあったな。」
「じゃあ街に行ったら、怪しい事件はなかったかどうか調べよう。その後は…どうする?」
「その後はこの村で休んで、出発は明日にしない? まだお昼過ぎくらいだけど、さっきの戦いで皆ヘトヘトだし。深追いしない方が良いわよ。」
「そうだな。予定も決まったし、行こう!」
一行は街の門をくぐって行った。
少し歩くと、ネルはラムドに尋ねた。
「ところで、ラルスはまだ耳が治らない?」
「そうだな。もう少し休ませた方がいいかもしれん。」
「あ!じゃああたしも残る!ほら、1人じゃ心細いだろうから。」
「わかった。ソイラ、頼む。」
ふと、宿のロビーにいる旅人の会話がラムドの耳に入った。
「昨日の流れ星すごかったよな〜!」
「迫力満点だったな!なにしろ、すぐ頭の上だもんな。」
「!…まさか!?」
ラムドはその旅人の所に向かった。
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