小説1B
第二節
レイは西を、自分の村のある方を向いた。
「故郷の村に戻って、村長に報告しないとな。皆もついて来てくれないか? 皆のこと、村長に紹介したいんだ。」
レイがそう言うと、レイドが代表して答えた。
「構わねえが、俺達みたいな余所者が勝手に…良いのか? それに力のことだって…」
「そういう人の集まりでできた村だから、大丈夫だよ。さ、行こう!」
ラルスはラムドに尋ねた。
「お兄ちゃん、その村はどこにあるの?」
ラムドは答えた。
「こことは真逆の方向だ。西の果てにある、辺境の村だ。」
一行は西に向かって歩き始めた。
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