小説5 第七節 隊長に言われるがままに、俺達は行動した。 まず俺達は、持ってる能力をありったけ使い、能力の塊を作る。 俺が作ったものとリリーナが作ったもの。 その2つを混ぜ合わせると、真っ黒な塊が完成した。 「完成したな。ハッチを開けろ!」 隊長は無線でパイロットに伝え、やがてハッチが開いた。 「完成した黒い塊を地上に落とせ!!」 俺達は言うとおりにした。 そして、それが地上に到達する前に、ハッチは閉じられた。 その直後、凄まじい大爆発が起きた。 「!?」 「急げ!! この空域から逃れるんだ!!」 隊長がパイロットに伝えると、戦闘機はかなりの速さになった。 爆発音は少しずつ小さくなっていき、気がつけば聞こえなくなっていた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |